2012年1月19日木曜日

【 PS Vita Application Review 】写真共有サービス『Flickr』について




 この “PS Vita Application Review” では、『PlayStation®Vita』のゲームソフト以外のアプリケーションを紹介していきます。
 そして、今回、第一回目の記事では、本日(2012/01/19)、PlayStation®Store にて配信が開始された、写真共有サービス『Flickr』アプリについて、画像の転送を中心にお伝えします。


 この『Flickr』アプリは、画像を Web 上で整理・分類・共有できるサービスのひとつ。利用するには Yahoo! アカウント(Yahoo!Japan は不可)、もしくは Facebook や Google などの SNS アカウントが必要であり、Vita のアプリケーションでは、英語での提供となっております。
 ご存じの通り、このアプリケーションが提供されるまで、Vita で撮影した写真や画面キャプチャーした画像を PC で利用する場合、付属の USB ケーブル経由で「コンテンツ管理アシスタント for PlayStation®」という Windows 専用のアプリケーションを使ったり、PS3経由でメモリスティック等のデバイスに画像データを保存しての利用が多かったわけですが、『Flickr』アプリは Web 上で利用できることから、Windows は勿論のこと、Mac OS などでも使えます。
 では、実際に『Flickr』アプリを使って、Vita 上でキャプチャーした画像をもとに、写真のアップロードまでの手順を説明していきます。



(1)『Flickr』アプリを起動した時の最初の画面です。
画像を整理・分類・共有するため、「Sign In」をタップし、
Yahoo! アカウント(Yahoo!Japan は不可)、
もしくは Facebook や Google などの SNS アカウントを使って、
“Flickr” へログインします。


(2)ログインしようとすると、Vitaの “Web ブラウザ” が起動し、
9桁の数字が表示されます。
この9桁の番号をメモして、“Web ブラウザ” の[×]ボタンで画面を閉じると、
アプリケーション画面に戻りますので、メモした番号をハイフン抜きで入力します。
入力後、“Flickr” へのログインが完了します。


(3)Vita上でこれから撮影したり、保存してある画像を “Flickr” 上に転送する場合、
アプリケーション内の「Uploads」項目から行います。
この時、撮影してからの転送は「Camera」をタップ、
また、保存してある画像の転送は「Photo」をタップします。
今回は、Vita上でキャプチャーした画像を転送するので、
「Photo」をタップ…。


(4)転送したい画像を選択するため、上の画面が表示されますので、
転送したい画像を選びます。
選択後、(3)の画面に戻り、「Uploads」項目の中に選んだ画像が表示されます。
確認した限り、2012/01/19 時点のアプリケーションでは、
1回の操作で画像を複数選択することが出来ないようで、
複数の画像を転送するには、(3)と(4)の作業を繰り返し行うことに…。



(5)転送したい画像の選択が終わりましたら、
「Upload」をタップし、転送します。



…という具合に、写真説明の手順で進めると、“Flickr” 上に画像が転送されます。
 ちなみに、アプリ内で保存した画像を見る場合、トップ画面内の「XXX Photos(“XXX” は、ログインしたアカウント名)」項目の “Phtostream” にて確認することができます。
 また、PCやその他の端末から転送した画像を見る場合、Flickr の公式ホームページよりログインし、『Flickr』アプリと同じように確認することが可能です。



 今回、Vita用の『Flickr』アプリを使って、実際にブログ記事用の画像を “Flickr” 上に転送。その後、『MacBook Pro(MC373J/A)』上から画像をコピーして、ブログ記事を作成してみました。
 アプリケーションの使い勝手ですが、複数の画像を転送する場合、一回の操作で出来ず、画像を一枚ずつ選択していく手順で、とても時間が掛かりました。ここら辺は、修正する必要があるのではないかと考えますが、それ以外は、特に問題なく使えます。
 私の場合、Macを使っていることもあり、これまで Vita の画像を保存するのに手間取っていたので、アプリケーションの修正して頂きたい点はあるものの、今後も『Flickr』アプリケーションを使っていこうと思います。
 ぜひ、今回の記事を読んで頂いた方の中で、このアプリケーションに少しでも興味が沸きましたら、チャレンジしてみては如何でしょうか。“Flickr” は、SNSとしての要素もあるので、写真を通して、世界の人々と交流することも可能です。“Flickr” の詳しい使い方については、WebページのFlickrの使い方やGoogle 検索からFlickr 使い方のキーワードから調べてみることをオススメします。



Flickr 公式ホームページ



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■ PlayStation®Vita の発売から一ヶ月が経過…。




2012年1月17日火曜日

PlayStation®Vita の発売から一ヶ月が経過…。




 2011/12/17(土)に発売された『PlayStation®Vita(以下、Vita 略)』、あれから一ヶ月が経過し、発売当初に公開された「PlayStation®Vitaをお使いのお客様へのお知らせ」では、インフォメーションセンターへの問い合わせとして多いケースについて、Q&A を掲載。その後、少しずつではあるが、Vita の不安定要素を払拭するため、システムソフトウェアのアップデートも幾つか提供されてきた。



【現在多くのお客様からお問合わせをいただいている症状に関するQ&A】
 〜2011年12月19日 掲載〜


 ● 電源が入らない
 ● 操作中に固まる / フリーズする
 ● 位置データが取得できない / 取得した位置がおかしい
 ● 初期設定画面でPSNアカウントが登録できない
 ● 一部のタイトルに関するお知らせ



 当方が使用する Vita で比較的頻繁に発生する症状としては、ゲームソフトの操作中、急に画面がフリーズしたり、コマ送りのような低速な表示に切り替わり操作不能、といった現象が挙げられる。ちなみにこういった現象が発生した場合、やることは[電源ボタン]の長押しによる、再起動である。長押しに関しては、30秒〜1分程度、押しておくことが必要…。
 また、GPS 機能については、上記と同じ「位置データが取得できない」といったケースが見受けられ、連続して位置情報を取得しようとすると、一定時間、データ取得が拘束されるのか、1時間ぐらい、再取得が出来ないようだ。


 冒頭にも書いた通り、システムソフトウェアのアップデートが、2011/12/17以降、幾つかリリースされており、昨日、最新の “バージョン 1.52” が提供された。このアップデートにより、システムソフトウェアにおいて、動作の安定性が改善されるらしい…。週刊アスキー編集部の記事によると、SCEJ に問い合わせし、「SIM 認識不良の改善およびその他システムの安定性が確保される」という確認も取れているという。そのため、今回リリースされた “バージョン 1.52” のシステムソフトウェアでは、各端末における症状もだいぶ改善されるかもしれない。



 …ということで、発売から一ヶ月が経過した “Vita” だが、少しずつ安定した環境が整いつつある印象であり、こういった新機種というのは、出始めは何かとトラブルはつきもの…。ユーザーとしては、そういった端末に対する様々な症状を理解する必要があると考える。ただし、全てのユーザーに対して、そういった考えを持つ必要はなく、当方のように Blog や SNS で日々、色々と情報を提供させて頂いている身としては、困っている人達を助けていくためにも、いち早く、情報を発信していく必要があると、使命感に燃える。
 今後とも、『PlayStation®Vita』について、様々な情報を提供していくことに心がけ、一ヶ月が経過した今日、いつもと変わらず “Vita” を存分に楽しみたいと思うのである。



PlayStation®Vita 公式ホームページ
■ PlayStation®Vitaをお使いのお客様へのお知らせ
PlayStation®Vita システムソフトウェア アップデート
■ 【SIM認識不良が直った!】PS VitaシステムソフトウェアV1.52提供開始



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2012年1月12日木曜日

【 Mac OS X Lion 】導入編

▲MacBook Pro(MC373J/A)

 2012年が始まり、愛用のMacBook Pro(MC373J/A)で作業を行なっていると、デスクトップ画面上が殺伐とした雰囲気で、とても他人に見せられるような状態でないことに気づき、「一年の計は元旦にあり」という “ことわざ” もあることから、一念発起して、整理を始めることに…。



▲1年以上、整理されていないデスクトップ画面…。



【殺伐(さつばつ)】
 穏やかさやあたたかみの感じられないさま。とげとげしいさま。

【一年の計は元旦にあり】
 何事も最初に計画や準備をすることが大切だということ

【一念発起(いちねんほっき)】
 それまでの考えを改め、あることを成し遂げようと決意し、熱心に励むこと。



 …とは言うものの、ただ単に整理するだけでは物足りなく感じ、ふと “Mac OS X Lion” の存在を思い出す。
 ちなみに現在、当方のバージョンは “Mac OS X 10.6.8” である。




 “Mac OS X Lion” のリリース直後は、対応できないアプリケーションも多く、一旦は導入を見送っていたが、半年近く経過したことにより(リリース日:2011/07/14)、懸念していたアプリケーションの対応も整いつつあるようで、時期的に悪く無い気もする。そんなこんなで、先ほどの「一年の計は元旦にあり」や「一念発起」という言葉が当方を後押しし、デスクトップの整理も兼ねて、“Mac OS X Lion” を導入すること…。




 『Mac App Store』にて、2,600円で購入可能。これが1万円以上もするのであれば、導入は更に先延ばしになっていたかもしれないが、これぐらいの価格なら勢いだけで進められると感じ、早速、導入開始…。




 “NTT フレッツ光” でダウンロードに30分を要した。データ容量が “3.53GB” もあるので、想定内だ。
 大抵、この後のインストールでは、何かしらトラブルが発生するのだが、時間的に1時間も要したが、今年は運がよいのか、特に問題なく、インストールに成功。無事に『MacBook Pro(MC373J/A)』を “Mac OS X Lion” へアップグレードできた。






 “Mac OS X Lion” へのアップグレード直後、ぱっと見、これまでの画面とあまり変わらない印象…。強いて言えば、Dock 内に “Mission Control”“Launchpad” などのアイコンが少し増えたぐらいである。
 この後、冒頭のデスクトップ画面を整理し、あるアプリケーションを導入することで、ビフォーアフターでは無いが、生まれ変わった『MacBook Pro(MC373J/A)』について、報告したいと思う。そちらは「活用編」と題して、お伝えする予定。



キャプチャした画像を PC に取り込む

『PlayStation®Vita(以下、Vita 略)』上で[PS ボタン]+[START ボタン]を同時に押すと、スクリーンショットを撮ることが可能であり、今回のようなブログ記事として活用するため、日々、キャプチャすることが多い。
 そして、今回は Vita 上でキャプチャした画像を PC に取り込む為、愛用のMacBook Pro(MC373J/A)を使ってみたのだが…。


▲PC と Vita 間で、データのやり取りを行なう際、Vita の設定画面から[システム]の “USB 給電” のチェックを外す必要があるので注意


 ネットなどの情報によると、Vita と Mac を USB 接続しても機器が認識しないという事前情報を入手していたが、試さないと気が済まない性格であることから “Mac OS X Lion(10.7.2)” 上で試してみる。


 まず、Vita と Mac を USB で接続し、Vita の画面を見ると、自動的に PC へアクセスしようとするが、「機器と接続できません…」といったメッセージが表示され、事前情報通り、接続できない状況。“Finder” 上でも確認したが、やはり、ドライブとして認識されていなかった。
 結論としては、Vita を認識するためのプロファイルが “Mac OS X Lion” に存在しないため、上手く認識されないということのようだ。
 また、Windows の場合も同様であり、“不明なデバイス” としては認識されるものの、こちらも Vita に関するプロファイルが無いため、正常には認識されない。そのため、Windows では、コンテンツ管理アシスタント for PlayStation® が提供されており、このユーティリティを経由することにより、データ転送が可能になるようだ。
 ここまでは想定内ということで、気を取り直して、Windows 7を使って、Vita のデータを転送してみることに…。






 まず、ネット上から コンテンツ管理アシスタント for PlayStation® をダウンロードし、Windows 上にインストールする。ポイントは、インストール途中で「PS Vita がアクセスするフォルダーをコンテンツの種類ごとに指定してください。」という指示があり、デフォルトでは下記の場所が指定される。


フォト:C:¥Users¥XXX¥Pictures
ビデオ:C:¥Users¥XXX¥Videos
ミュージック:C:¥Users¥XXX¥Music
アプリケーション/バックアップファイル:C:¥Users¥XXX¥Documents¥PS Vita
※XXX は、Windows 上のユーザー名


 …なので、変更したい場合は、[参照]ボタンより指定する必要がある。
 また、インストールが終わると、直後から “コンテンツ管理アシスタント for PlayStation®” は、常駐プログラムとして機能する。
 あとは、PC と Vita を USB ケーブルで接続し、Vita の画面を表示させると、下記のような画面から、PC への転送が始まる(今回はフォトの転送について、画面遷移形式で紹介)。



▲(1)Vitaの画面を表示させると、「コンテンツ管理」が動き出す


▲(2)「コンテンツ管理」を開く


▲(3)「PS Vita → パソコン」の項目を画面タッチ


▲(4)今回、キャプチャ画像なので、「フォト」を選択


▲(5)保存したい “フォト” を画面にタッチしながら選択、もしくは[すべて選択]ボタンを押して、PCへ転送したい「フォト」を選び、[コピー]ボタンでPCへの転送を始める


▲(6)[OK]ボタンを押し、コピー(転送)を開始する


…という具合に、Vita→PCへの転送は終了。試しに、転送後、更にキャプチャーした画像を追加し、[全て選択]ボタンから転送しようとすると、下のような画面が表示され、類似ファイルが存在することを知らせる。ここでは、類似ファイルの保存を除外するため、「すべてに適用する」にチェックし、[コピーしない]ボタンを押すと、新しいファイルのみ保存される。






 …ということで、Vita から PC へのデータ転送についてお伝えしてきたが、コンテンツ管理アシスタント for PlayStation® を PCにインストール出来ていれば、簡単に Vita 側の作業で転送でき、とても便利であると感じた。機会があれば、PC から Vita へのデータ転送についても、お伝えしていこうと考える。
 また、Mac 用のユーティリティがリリースされることを心待ちにしながら、今後も『PlayStation®Vita』を様々なコンテンツ・デバイスとして、活用していこうと思う…。



■ コンテンツ管理アシスタント for PlayStation®
■ PlayStation®Vita 公式ホームページ



<関連記事>
『PlayStation®Vita』を購入
『PlayStation®Vita』、開封の儀